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​研究内容

細胞生物学研究室では,植物の細胞内構造(細胞小器官),特にプラスチドの研究を通して,細胞レベルでの生物のかたち作り(形態形成)の謎に挑んでいます.

かたち作りの謎」とはいったいどんなものでしょうか?

たとえば,プラスチドの一種として,葉緑体がよく知られています.陸上植物の葉緑体は,通常,直径数 μm の球形~楕円球(ラグビーボール)形をしています.ではなぜ,他の形ではなくこの形なのでしょうか? この形を取るためには,そのための仕組み(メカニズム)があるはずです.クジャクの羽がきらびやかなのも,キリンの首が長いのも,何か仕組みがあるはずです.

生物は細胞レベル,器官レベル,そして個体レベルにおいて,固有の形態を取ります.生物のかたち作り(形態形成)は,自己複製と並ぶ生命の最も基本的な属性であり,生物学研究の長い歴史にもかかわらず,まだまだ多くの謎が残されています.

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